オンラインのホワイトボードで手書きや作図、付箋貼り─共同作業クラウド「Miro」

 日立ソリューションズは2021年11月2日、クラウド型ホワイトボード「Miro(ミロ)」を発表した。同年11月4日から提供する。オンラインのホワイトボードで作図などの共同作業ができるサービスである。Webブラウザやモバイルアプリからホワイトボードに対し、キーボードや手書きによる文字入力、付箋の貼り付け、作図などを行える。ライセンスは年額制で、価格はオープン。開発会社は、米RealtimeBoard(日本法人はミロ・ジャパン)。  

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Miro(ミロ)は、チームで作図などの共同作業ができる、クラウド型のホワイトボードである(画面1)。Webブラウザやモバイルアプリからホワイトボードに対し、キーボードや手書きによる文字入力、付箋の貼り付け、作図などを行える。複数人による同時編集ができる。画面1:サービスの利用画面イメージ(出典:日立ソリューションズ)

画面1:サービスの利用画面イメージ(出典:日立ソリューションズ)


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 マインドマップ(アイデアの創出や思考の整理、画面2)、アプリケーション開発で利用するワイヤーフレーム(システムのデザインやUI設計などの共有)、フローチャート(業務プロセス、処理フローなどを作図)、カンバンボード(アジャイル開発のプロジェクト管理に使用)など、100種類以上のテンプレートを用意している。また、Zoom、Teams、Slackなど70以上のサービスと標準で連携する。画面2:テンプレートの1つ「マインドマップ」のイメージ(出典:日立ソリューションズ)

画面2:テンプレートの1つ「マインドマップ」のイメージ(出典:日立ソリューションズ)


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 日立ソリューションズは、企業間で情報を共有できるソフトウェア「活文 Managed Information Exchange」(活文MIE)と、Web会議システムのZoom、およびクラウド型ホワイトボードのMiroを組み合わせた環境を提案している(関連記事日立Sol、Web会議サービス「Zoom」を販売、文書管理ソフト「活文MIE」との組み合わせを提案)。

 背景には、リモートワークの普及によって、オンライン上での会議やワークショップが急速に増えている状況がある。こうした場では、紙やホワイトボードを使うリアルな場と異なり、複数人がイメージを共有して同時に意見を書き込みあったり、ブレインストーミングで出たアイデアを体系化して整理したりすることができない。このため、共同作業を通じた価値の創出に課題があった。