IIJ、Microsoft 365/Google Workspaceのデータバックアップサービスを開始

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2022年4月25日、データバックアップサービス「IIJシンプルバックアップサービス」を強化した。新たに、Microsoft 365のデータをバックアップする機能と、Google Workspaceのデータをバックアップする機能を追加した。価格(税別)は、基本料が500GBのデータ容量を含んで月額1万5000円。バックアップデータ量が500GBを超えた場合は、1GBあたり月額30円。

 IIJは、クラウドサービスやオンプレミス環境のデータをクラウドでバックアップするサービス「IIJシンプルバックアップサービス」を強化し、バックアップ対象のクラウドサービスを拡充した(図1)。IaaS(IIJ GIO、Microsoft Azure、Amazon Web Service)の仮想サーバーのバックアップに加えて、グループウェアのSaaS型サービス(Microsoft 365、Google Workspace)のデータをバックアップ対象に追加した。

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 バックアップソフトウェアとして、米Acronisの「Acronis Cyber Protect Cloud」を使う(関連記事アクロニス、バックアップにマルウェア対策やパッチ管理を追加した「Acronis Cyber Protect」)。専用のエージェントソフトウェアをインストールしたサーバーについて、システムイメージやデータのバックアップ/リストア機能を提供する。Microsoft 365とGoogle Workspaceについては、エージェントレスでデータをバックアップ可能である。

 データは、IIJのクラウドストレージにバックアップする。料金はバックアップ容量に応じた従量課金である。サービスの利用にあたっては、バックアップ対象のクラウドサービスを選択して認証する。管理画面上で必要なフォルダやグループを選択してバックアップ対象を設定する。また、管理画面から簡単な操作でバックアップ元へのデータの復元ができる。

 Microsoft 365/Google Workspaceのデータバックアップ機能の提供に先立ち、パイロットユーザーとして丸ノ内ホテルがMicrosoft 365のデータバックアップ機能を導入し、2022年4月から運用している。

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