日本企業のAI導入が加速、ただしRoI実施やAIガバナンスなど課題も山積─PwC調査

PwC Japanグループは2022年5月19日、企業におけるAIの取り組み状況に関する調査レポート「2022年AI予測調査(日本版)」を発表した。同調査では、AIを「全社的/一部の業務で導入済み」の日本企業が53%と半数を超え、米国の55%に僅差となった。一方で、RoI(投資利益率)測定、AIガバナンスの面での遅れや、PwCがAI活用成功のキーポイントとして挙げる内製化など、本質的な活用に向かううえでの課題も浮き彫りとなっている。

日経225企業の半数がなりすましメール対策に「DMARC」を導入─TwoFive調査

メール専門会社のTwoFiveは2022年5月19日、なりすましメール対策「DMARC」の対応(導入)状況を調査した結果を発表した。同年5月に実施した直近の調査では、日経225企業の約半数(112社、49.8%)が、メール送信者側としてのDMARC対応を施していた。同年2月調査の79社(35.1%)と比べると、約2カ月間で33社増えた。

日商エレとJTP、金融機関の顧客向けアプリ開発をコンテナ化するSIサービスを提供

日商エレクトロニクスとJTPは2022年5月13日、「金融機関向けアプリケーション・モダナイゼーションサービス」を提供開始した。金融機関が顧客向けに提供するアプリケーションの開発・提供を、コンテナプラットフォーム「Red Hat OpenShift」を活用してコンテナ化することを支援するSIサービスである。これにより、アプリケーションのテストからリリースまで一連のサイクルを短縮するとしている。

「有能なネットワーク管理者に最も重要なスキル」を採用面接で問われたら何と答えるか

「有能なネットワーク管理者になるために、最も重要なスキルは何か」という質問を受けた求職者は、まず何よりもネットワーク一般に関する十分な知識があることを示す必要がある。可能であれば応募先企業が採用するアーキテクチャに関して、ある程度の知見を持つことを示せるとよい。

ワールドクラスの人事部門を目指す–「Workday HCM」導入のトプコン

人事システムを手掛けるWorkdayの日本法人であるワークデイは3月16日、国内企業トプコンが「Workday HCM(ヒューマンキャピタルマネジメント)」の導入を開始したと発表した。従来は紙やスプレッドシートに頼っていた人事業務をデジタル化し、より正確な管理が可能になったとトプコンは評した。同社はWorkday HCMを「フル活用」することで、ワールドクラスの人事部門を目指している。

「インシュアテック企業」に生まれ変わったイーデザイン損保–桑原社長に聞く変革の手応え

 東京海上ホールディングスは2021年11月に、イーデザイン損害保険を新たにグループのデジタルR&D拠点として位置づけ、インシュアテック保険会社へ変革させることを発表した。あわせて、 スマホだけで最短60秒で保険料の見積もりができる共創型自動車保険「&e(アンディー)」を発売した。

クラウド移行加速も「すべてクラウド」の企業は依然わずか

アナリスト、メディア、カンファレンスなど、誰もがクラウドの優位性を話題にする中、世界全体が今や「Amazon Web Services(AWS)」「Microsoft Azure」「Google Cloud」などのプロバイダーのクラウドで動いていると考える人がいてもおかしくないかもしれない。しかし、現時点でIT環境が「すべてクラウド」となっている組織はわずか7%だ。

NTTグループ3社、データ主権を保護する国際データ流通基盤を共同開発、Catena-Xなど欧州基盤と相互接続

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とNTTデータは2022年4月27日、ドイツの自動車メーカーなどが運営するデータ流通基盤「Catena-X」と相互に接続可能な新たなデータ流通基盤の開発に取り組むと発表した。この取り組みを支えるセキュリティ技術をNTTが提供する。

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