IIJ、ASTERIA Warpを利用したデータ連携サービスを開始、ノーコードで連携設定が可能

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2022年12月12日、クラウド型データ連携サービス「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」を発表した。同年12月21日から提供する。異なるシステム同士をノーコードでデータ連携させられる。オンプレミスのシステムからデータを抽出してクラウドサービスに連携させる、といった使い方が可能である。システム要素としてデータ連携ミドルウェア「ASTERIA Warp」(アステリア製)を使っている。価格(税別、以下同)は、最小構成で月額12万円。

 IIJの「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」は、クラウド型のデータ連携サービスである(図1)。異なるシステム同士をノーコードでデータ連携させられる。オンプレミスのシステムからデータを抽出してクラウドサービスに連携させる、といった用途に向く。オンプレミスと閉域網で接続する使い方も可能。将来は、データ連携やデータ加工などの機能に加えて、データを蓄積するデータベースやストレージなども提供予定である。


図1:クラウド型データ連携サービス「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」の概要(出典:インターネットイニシアティブ)
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背景として、オンプレミスや複数のクラウドサービスに分散したデータを連携させて活用することが求められている一方、データ連携の仕組みを個別の開発するコストが大きい、という事情がある。オンプレミスで管理している機密性の高いデータをクラウド上で安全に扱う仕組みを構築するコストも大きい。今回のサービスは、これらの課題の解消を狙う。

システム要素として、データ連携ミドルウェア「ASTERIA Warp」(アステリア製)を使っている(関連記事データ連携ソフト新版「ASTERIA Warp イコスティ」、AWS/Azure/Google Cloudとの連携を強化)。ベースとなるASTERIA Warpのエディションに応じて、Warp Core+がベースの「エントリー」、Warp Standardがベースの「スタンダード」、Warp Enterpriseがベースの「エンタープライズ」を用意した。

ASTERIA Warpの機能によって、データの収集、加工、登録といったワークフローを、アイコンのドラッグ&ドロップなどのGUI操作で設計可能である。また、各種クラウドサービスやシステムともノーコードで連携する。SalesforceやAWSなどのクラウドサービスや、Oracle Databaseなどのデータベースなど、90種類以上のサービス/アプリケーションに接続するための連携アダプタを提供している。

データをマスキング(秘匿)する機能も提供する。オンプレミスのシステムから抽出したデータに含まれる個人情報を秘匿化し、クラウド上でも安全に取り扱えるようにする、といった用途に適する。また、マスキング機能によって、本番環境と同等のテストデータを簡単に作成可能である。このためのシステム要素として、「Insight Data Masking」(インサイトテクノロジー製)のデータマスキングAPIを使っている(関連記事データ匿名化ツール「Insight Data Masking」新版、AzureやSQL Serverで利用可能に)。

「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」のエディション構成と価格(税別)、概要は、以下の通り。サーバーのスペックは、2vCPU/3GBメモリー、6vCPU/12GBメモリー、12vCPU/24GBメモリーの3タイプがある。下記に示す価格は、最小構成となる2vCPU/3GBメモリーのもの。

  • エントリー」エディションは「Warp Core+」をベースとしており、月額12万円。最小限のデータ連携機能とデータベースとの連携を持つスモールスタートに適している。
  • スタンダード」エディションは、「Warp Standard」をベースとしており、月額29万円。データ連携機能を網羅的に保持している。また、外部要因(FTPサーバー監視やメール監視など)をトリガーにワークフロー処理を起動するなど、より高度な使い方が可能である。
  • エンタープライズ」エディションは、「Warp Enterprise」をベースとしており、月額35万円。大規模、大容量の処理を行うことを想定し、エラーの際に処理途中から復帰させるなどの機能(優先実行やチェックポイント)を実装している。

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