米中対立により、テクノロジー開発がいわゆる「デジタル冷戦」の形を取り始めている。米国がこの戦争でリードするためには、民主主義陣営が協力と変革を優先し、国際的な協力関係を強固にすることが求められる。特に、人口規模ではなくデータポイントが重要となるAI開発においては、データ共有政策やイノベーションの追求による全球協力がキーとなる。
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DXの脇役になりがちな「非構造化データ」の重要性 データレイクとコンテンツレイクの棲み分けを考える
ハイブリッド/マルチクラウド化が普及する中、「Box」の引き続き高まる利用率に焦点を当てる。デジタルトランスフォーメーション(DX)において、コンテンツも重要な情報リソースと位置づけられ、その管理に「コンテンツレイク」が引き合いに出される。また、「API基盤」の導入を通じてデータとコンテンツへのアクセスを容易にし、アプリケーションの内製化を実現することでDXを加速。Boxの特性を活かした新しい活用法も紹介されている。
ガートナー、2024年に重要なインパクトを持つ10の「戦略的テクノロジのトップトレンド」発表
ガートナージャパンは2024年に重要な影響を与える10の「戦略的テクノロジートレンド」を発表。主要なテーマは「投資の保護」、「ビルダーの台頭」、「価値のデリバー」で、AIの信頼性/リスク/セキュリティ管理(AI TRiSM)、継続的な脅威エクスポージャ管理(CTEM)、持続可能なテクノロジ、ジェネレーティブAI等が含まれる。これらは相互依存し、強化し合う。
生成AI活用はCIOの今後1~2年の最優先課題–ガートナー
ガートナージャパンは、「Gartner IT Symposium/Xpo 2023」で生成AIが企業全体の課題となり、CIOにとって優先事項となると発表。人間とマシンの新たな関係性について述べ、企業において生成AIを全社的に推進すべきとしている。また、AI活用への原則、データ、セキュリティ確立の重要性も強調した。
三菱UFJ信託、NTTデータ、富士通ら、分散型ID/デジタル証明書の共創コンソーシアムを設立
「DID/VC共創コンソーシアム(DVCC)」は、三菱UFJ信託銀行、NTTデータ、伊藤忠テクノソリューションズなどが設立。分散型IDとデジタル証明書の社会実装を促進し、社会問題解決に向けたビジネス共創を目指す。それに向けて、ルール整備、資源共用、情報連携などの活動を展開する。
Informatica CEOが語る 生成AI技術による新しいデータ管理のあり方とは?
InformaticaはETLツールから始まり、現在はデータ品質管理やマスターデータマネジメントなど多岐にわたるデータソリューションを提供。近年では、生成AI技術を活用した「Intelligent Data Management Cloud(IDMC)」を開発し、すでに5000社以上で採用。CEOのアミット・ワリア氏は、正確で包括的なデータおよび優れたガバナンスがAIの成功に必要であると指摘。同社は品質とガバナンス両面でのデータ管理に強みがあると説明した。
MicrosoftとOracleが“1歩踏み込んだ”協業へ、OCIのサービスがAzureで動くように
日本時間2023年9月15日早朝、Microsoft CEOであるサティア・ナデラ氏とOracle会長兼CTOのラリー・エリソン氏が新たなクラウド上での協業を発表した。前回彼らが一緒に協業を発表した際はオンラインのリモート環境だったが、今回エリソン氏が米レドモンドにあるマイクロソフト本社を訪れての発表となり、両社の関係性が一層近づいていることが感じられた。
マネジャーがよいコーチになるために、AIはどう役立つか
AI(人工知能)を活用したコーチングは、中間管理職へのプレッシャーや従業員のニーズに対処する解決策として有望だ。しかし、AIの導入には、アルゴリズム嫌悪や社会的距離の懸念といった課題も存在する。人間の受け入れ姿勢と技術の活用をバランスさせることが重要である。本稿では、具体的な例を通して、AIを活用したコーチングの効果的な活用法を解説する。
セブン-イレブンのデジタル改革を支えるHashiCorp──両リーダーが語る、クラウド戦略の進め方
クラウド活用の高度化を進め、次世代店舗システムの構築を進めているコンビニ業界の雄であるセブン-イレブン・ジャパン。開発・運用環境が多様化し複雑化する中、組織内のガバナンス管理とアジリティ向上の両立を進めていくため、同社が導入しているのがHashiCorp製品だ。同社がHashiCorpを導入した背景には、どのような課題や目的があったのか。
リクルートの「データ組織」を統括する阿部直之氏:多様性進化のためのデータマネジメントの方法論とは
リクルートのデータ組織は、複数の事業領域に対峙し、データの運用に関しての課題に取り組む。8月に開催された「デタマネFES」で、専門性マネジメントを統括する阿部氏は、実践的な見解を披露した。事業領域ごとのデータ管理コンフリクトの解決のために、「トップアップ」、「ベースアップ」、「ボトムキープ」の3つのアプローチを組み合わせている。
データドリブンな企業に変革するための3つの教訓
Yuji Sakai/Getty Images サマリー:デジタル・トランスフォーメーションに取り組む企業は、技術よりも文化が最大の障壁であることを認識している。そのため、変革を成功させるためには組織全体での行動が必要であり、他社の取り組みから学ぶことが重要… もっと見るだ。クウェートのガルフ・バンクはデータプログラムを導入し、2年間でデータを受け入れる企業文化を構築した。本稿はその取り組みから得られる3つの教訓を紹介する。 閉じる 銀行のデジタル・トランスフォーメーション データサイエンス、AI(人工知能)、デジタル・トランスフォーメーションに取り組む人の多くは、自分たちの努力を阻むものはたいていの場合、技術ではなく文化であることを痛感している。 そして、この問題を解決するには、組織の高いレベルで行動を起こす必要があることも彼らは知っている。人々の考え方や会社のデータ活用方法を変えるために、注意を払い、資金を投じなければならない。しかし、企業やリーダーがその細部に踏み込むと、実際にどのような行動を取るべきなのか、わからなくなりがちだ。 企業文化を変えて、デジタルのマインドセットを育むために必要なことを理解したい時は、ほかの企業が実際に取り組んでいることから学ぶとよい。どの戦略が成果を生み、どの戦略が行き詰まるのか。どのようなメッセージが従業員の心を掴むのか。そもそも実際にが、どこから始めればよいのか。 本稿では、企業やリーダーの戸惑いに対処するために、クウェートのガルフ・バンクが、新しいデータプログラムを導入して、筆者らとともにデータを受け入れる文化を構築した2年間の概要を振り返る。2年という期間でこの取り組みが完遂したとは言い難いが、多くの人がこれまでとは違うやり方で仕事をしながら、新しい刺激的な方法でデータを活用するようになった。 筆者の一人であるアル=オワイシュは、2021年2月にガルフ・バンクの初代の最高データ責任者として採用された。銀行業務の全面的なデジタル・トランスフォーメーションを目指す戦略的な計画におけるその任務は、データ主導の顧客体験の構築と提供だった。具体的には計画を整理して、小さなチームをつくり、実行することだった。アル=オワイシュは技術者として成功を収めていたが、この役割を引き受けるために成長しなければならないと考え、もう一人の筆者、レッドマンをプロジェクトに加えた。 新しい仕事を始めるに当たり、アル=オワイシュはよくあるアドバイスについて考えた。顧客データベースを整理する、データレイクを構築してアクセスを改善する、規制当局への報告を改善するなどで、これらは短期的な成果を示すものだった。 アル=オワイシュの上司で副CEOのラグー・メノンは業界のベテランで、短期的な成果に意味がないことを知っていた。なぜならこのような取り組みの立ち上げ時に、短期的な成果を追求して失敗する例を数多く見てきたからだ。メノンは、まず「基本を固める」ように助言した。 私たちはメノンの洞察から2つのメッセージを受け取った。1つ目は、データ品質の向上から始めるということだ。奇妙な選択だと思う人も多いだろう。しかし、データ分野において、特にデジタル・トランスフォーメーションやデータ主導の顧客体験構築において、品質は基本中の基本である。質の悪いデータは存在する。また質の悪いデータは破壊的な影響を及ぼし、日々の仕事に莫大なコストを費やしながら、マネタイズやアナリティクス、AIの使用をはるかに困難なものにする。 2つ目のメッセージは、どのようにみんなを巻き込むのか、どのような文化をつくりたいのか、どのような組織の構造が効果的か、慎重に考えるということだ。 私たちの場合、2つの核を強調したいと考えていた。すなわち、すべての人が自分の仕事をするためにデータを必要としていることと(データカスタマー:データを利用する人)、下流で使われるデータをつくること(データクリエイター:データを作成する人)だ。これらの役割分担をして連携させることによって、悪いデータが生じる原因を見つけてそれを排除し、データの質を急速に向上させることができる。また、このようにデータの品質改善に取り組むことが、人々がデータに関心を持って主体的に動くことにつながる。 プロジェクトに着手する前に、さまざまなレベルの勤続年数の長い従業員に意見を求めた。人々はデータ品質への取り組みを魅力的に感じるだろうか。データカスタマーまたはデータクリエイターとしての新しい役割に魅力を感じるだろうか。 これらのフィードバックから、納得してもらうために説明が必要な人もいれば、新しいやり方が気に入りそうな人が多いこともわかった。また「簡単に始めやすい」課題を用意する必要があった。新しい役割がうまく機能すれば銀行を変えることができるという意見もあり、私たちを勇気づけてくれた。 幅広いデータチームを構築する アル=オワイシュの小さなチームが、1800人が働く銀行全体を巻き込むにはどうすればよいか。私たちは「データアンバサダー」プログラムを考案した。これはデータ品質の向上という考えをチームに導入する取り組みを先導する人々のネットワークだ。 アル=オワイシュは銀行の経営委員会に出席して、メノンの責任について説明し、データ品質を重視する意義や、求める人材のプロフィールを明確にした。また、トレーニングやサポートを提供し、その過程で銀行全体が学んでいくことを強調した。そして、13人の経営委員が140人のアンバサダー候補を推薦した。 シニアリーダーが推薦したアンバサダー候補ではあったが、予想通り多くの人が懐疑的だった。そこでアル=オワイシュのチームは人材部門と協力し、次の3つの方法で、アンバサダーの仕事を興味深く、やりがいがあり、楽しいものにした。 ・世界水準のトレーニング:アンバサダーには、彼らのキャリアを通じて役に立つことを学んで実行するのだと説明した。新型コロナウィルス感染症の影響で、困難もあった。しかし、5つの対面式セッションによるトレーニングでは、データカスタマーおよびクリエイターとしての役割と責任を探求し、最初のデータ品質測定の方法を説明して、問題の根本的な原因を発見し、排除する方法を提示した。 最終セッションは、セルフサービス型のアナリティクスとデータビジュアライゼーションに焦点を当てた実践的なトレーニングを行った。各セッションでは、アンバサダーが現場ですぐに始めやすい課題も提示した。 ・メディア:社内報やソーシャルチャネル、地元紙などでアンバサダーの活躍が紹介され、大きな話題となった。 ・ブランディング:データチームはマーケティングチームと連携し、データアンバサダー・プログラムのロゴを作成して、ロゴ入りグッズを提供して認知度を高めた。
サンダー・ピチャイに聞く、グーグルが目指すAIの未来
世界中で大きな話題となっている生成AI。ピチャイは、生成AIの未来に大きなインパクトを与えられる立場にいる人物だ。
生成AIによるディープフェイクを防げ、MITが新手法
あなたはSNSに先週投稿した自撮り写真のことを、まだ覚えているだろうか? その写真を誰かが無断で取り込み、強力な生成AI(ジェネレーティブAI)システムを利用して編集されることを防ぐものは存在しない。
グローバル展開する企業が抱える「最大の脆弱性」への解決策
ここ最近は、ランサムウェア被害を中心に日系企業のセキュリティインシデントが後を絶たない。中でも顕著なのが、海外子会社での被害や海外子会社を経由しての国内での被害だ。グループ全体でのシステムやデータ連携が行われる中で、サプライチェーンリスクや地政学リスクを背景に、これまで以上に懸念が高まっている。今回は、日系企業の“最大の脆弱性”とも言える海外拠点におけるセキュリティの問題点と解決に向けたヒントを考察する。
