現在、多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)に注力しているものの、その本質を見失い、DXを達成できていないケースが散見される。
Category: Japanese IT management
スマートシティの優等生「北欧」と日本はどこが違う?–DXの軸は「人の幸せ」
スイス拠点のビジネススクール国際経営開発研究所(IMD)が発表する「Smart City Index(スマートシティ・インデックス)2021」では、ノルウェーのオスロ(3位)、フィンランドのヘルシンキ(6位)、デンマークのコペンハーゲン(7位)と、北欧の3都市がトップ10にランクイン。NECが支援する「The Digital Cities Index (デジタルシティ・インデックス) 2022」では、コペンハーゲンが1位となった。
AIが習得すべきスキルを提案–「人的資本経営」を支えるオラクルのソリューション群
日本オラクルは1月31日、人的資本経営を支援する同社のソリューション群について説明会を開催した。
マイクロソフト、地域活性化と中堅・中小企業強化の取り組みや技術を披露
日本マイクロソフトは1月26~27日の2日間、オンラインイベント「Microsoft Base Festa 2023」を開催した。「Empowering All Japan~地域DXを実現」をテーマに、各地域でデジタル化やデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しているビジネスやテクノロジーの意思決定者、ITエンジニアなどを対象にとしたもので、同社の最新ソリューションや活用事例を紹介した。
街づくりにおけるWeb3領域の可能性–センサーやブロックチェーン技術が果たす役割
2022年12月にNFT_Tokyoが行われ、DeNAもスポンサーをさせていただきました。このカンファレンスは、日本発のグローバルWeb3コミュニティとして、企業のNFT、Web3事例を共有することを目的としており、海外からはキューハリソン・テリー氏や、国内から、伊藤穰一さんなどWeb3関連の人たちが多く参加しました。私も「デジタルとフィジカルが交差する街と人が繋がるWeb3領域の役割」というテーマで登壇させていただきましたので、今回は「街」をテーマとしたWeb3の可能性について考えてみたいと思います。 視覚情報としてのデジタルとフィジカルの掛け合わせ デジタルとフィジカルの掛け合わせによって、街づくりに繋げていくというコンセプト自体は目新しいものではなく、ドイツ政府が2011年に産業政策として発表したIndustry 4.0や、Society 5.0のなかで、仮想空間と現実社会を高度に融合した社会というものが語られてきました。そのなかで登場するCPS(サイバーフィジカルシステム)は、センサーなどを使い、現実空間から収集したデータをサイバー空間で分析し、創出した情報により社会問題の解決を図っていくものと定義されています。現実の空間をそっくりそのまま、デジタル空間に移すような手法は、街など都市の3Dモデルなどのイメージが分かりやすいでしょう。 国土交通省が主導する日本全国の3D都市モデルオープンデータ「PLATEAU」では、精度の高い3Dデータが提供されていたり、オーストリアのスタートアップ企業がつくるBlackshark.aiでは、衛星データとAIをベースに、3Dシミュレーション環境を世界規模で利用できるプラットフォームが構築され、MicrosoftのFlight Simulatorにも活用されています。 [link VIDEO] コンセプトとしては、早くから登場していたCPSのような概念が、技術の進化によって現実化される様子は、前回記事にしたDAOといった分散化された組織などが、ブロックチェーン技術の登場により具現化したことに似ているように思います。 PLATEAUのデータを3Dプリンターで印刷。渋谷や新宿の街並み(筆者所有の3Dプリンターで書き出し) 最近、私が注目しているのはVPS(ビジュアル・ポジショニング・システム)という技術です。2022年春以降、GoogleやAppleなどテック企業などで積極的に研究が行われており、GoogleはGeospatial API、AppleはLocation Anchors、NianticはLightship VPSなど、各社呼び方は異なりますが、いずれも同様の技術です。簡単に説明すると、カメラなどから得られる風景などの特徴を目標にすることで、現実世界にCGなどを正確に重ね合わせる技術です。 これまでも、拡張現実によって街にバーチャルのコンテンツを配置するユースケースは考えられてきました。例えば、2009年に考案された「セカイカメラ」において、ユーザーが特定の場所に写真や文章を投稿できる世界観は、検索を不要にするという期待がありました。しかしながら、これまではGPS精度の問題により、ピンポイントで重ねることが技術的に難しい状況にありました。ですが、GPSとVPSを併用することにより、自分の向いている方角と位置をセンチメートル単位の精度で合わせることが可能になりました。 私自身もこの仕組みを使って、CGを実景に重ねる実験を行なっていますが、ロボットや恐竜など、大きなものを重ねる様子は圧巻です。もちろんSFだけではなく、バーチャル店舗をつくりだし、服や靴などを陳列して、気に入ったものがあればバーチャルフィッティング(試着)を行うなど、デジタル技術を駆使した店舗運営もできそうです。地方などの空き地に期間限定ショップなどを立ち上げ、送客するような仕組みができれば、地域創生などに一役買うことができるかもしれません。 このようなVPSグリッド上でさまざまなコミュニケーションが発生する様子を、Nianticはリアルワールドメタバース(現実世界でのメタバース)構想と表現しています。 [link VIDEO] さらに、ブロックチェーン技術も絡めることによって、最近ではNFTのスニーカーはじめ、物理的なプロダクトとの連携が話題になっていますが、リアルとデジタルがより密接に絡み合う世界観をつくりだすことができます。 そこに住む人の情報を管理するためのブロックチェーン技術 デジタルとフィジカルの接続というと、先に述べたようなARやVRなどのような技術が注目されますが、そこに住む人たちの情報管理基盤としてのデジタルとフィジカルの関わりがあります。2022年末からマイナンバーカードの申請件数が増え、徐々に我々の生活にも浸透していくことを期待されていますが、このようなデジタル施策などの参考にもされているのは、エストニア政府のe-Estoniaと言われるデジタル政策です。 2012年頃からブロックチェーン技術などを用いてデジタル化が推進されており、Guardtime社が開発したKSIブロックチェーンという技術によって、個人のデータなどが管理されるなど99%の行政サービスがデジタルで行えるようになっているそうです。e-Residencyとよばれる、エストニア政府が発行するデジタルIDとステータスを管理する仕組みは、世界中どこからでも住民となることを可能にしており、ある記事によると、2014年12月の開始以来、約8万5000人を迎え入れ、企業も1万8000社以上が設立されているそうです。 行政の仕組みをブロックチェーンで管理する必要があるのかと疑問に思われるかもしれません。この背景には、ロシアとの国境沿いにあるエストニアにとっては、国が万が一なくなったときに、デジタル基盤に国民が集まっていることで、国を立ち上げ直せるという意味があるそうで、分散技術というものは重要であることが分かります。
大多数の従業員が業務でのAI活用を希望–MS調査
「ChatGPT」のような人工知能(AI)アシスタントがセンセーションを巻き起こし続ける中、4500人以上を対象にしたMicrosoftの調査で、従業員の大多数が、もっとAIの手を借りてありきたりな日常業務を自動化したいと考えていることが明らかになった。
特化型のバックオフィス向けサービスがトレンド–スマートキャンプ「SaaS業界レポート2022」
スマートキャンプは1月25日、同社が提供する「SaaS業界レポート2022」を基に、取締役執行役員 最高執行責任者(COO)の阿部慎平氏がSaaS業界のトレンドについて解説した。同レポートは、SaaS活用の促進、ビジネスの発展を目的に国内外のSaaS業界の概況についてまとめたもので、2017年から提供している。
DXに向けたIT環境の再整備–情報システムと運営プロセスの両面での変革
旧来のIT環境がデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を阻害することがあるため、ITインフラやアプリケーションなどの情報システムを再整備するとともに、ITの企画・開発・運用の手法やプロセスを含むライフサイクル全般を変革する必要があります。
NTT西の共創ラボ「LINKSPARK」、第4の拠点が広島に–中四国エリアのDX推進を推進
NTT西日本は1月19日、NTT基町ビル(広島市中区基町6-77)に共創ラボ「LINKSPARK(リンクスパーク) 広島」を設立すると発表した。
職業としてのセキュリティ–日本企業のIT分業を覆した「黒船来航」
本連載「企業セキュリティの歩き方」では、セキュリティ業界を取り巻く現状や課題、問題点をひもときながら、サイバーセキュリティを向上させていくための視点やヒントを提示する。
ゲーム分野への大手企業参入、環境整備が促進–Web3業界は苦難の2022年から前進の2023年へ
「Web3.0」という言葉をビジネスイベント、ウェブメディア、SNS、政党や省庁からの公表物など、国をまたいでさまざまな場所で耳にするようになりました。
ソフトウェア企業に見る、DevOpsによる製品開発と事業展開の変化
著名な開発者・投資家のMarc Andreessen氏が2011年に語った「ソフトウェアがあらゆる世界を飲み込む」との言葉のように、デジタルトランスフォーメーション(DX)によって近年はあらゆる産業の企業や組織がソフトウェア開発に乗り出し、変化への対応と展開スピードの観点からDevOpsを取り入れようとする動きも広がる。それに成功している企業は、DevOpsをどう実践し、定着させてきたのだろうか。
ソフトウェア開発を内製化したい日本企業は54.4%–ガートナー調べ
ガートナージャパンは1月18日、日本でのソフトウェア開発の内製化に関する調査結果を発表した。方針が内製化の方向にある企業が54.4%に上り、IT部門の人手不足が開発内製化の最大の障壁になっていることが分かった。
2023年は企業の社会的責任が試される – オンライン
景気後退の可能性が高まり、すべての企業リーダーは難しい局面を迎えている。企業の社会的責任(CSR)へのコミットメントや、環境、社会、ガバナンス(ESG)への取り組みが軌道に乗り始めたところに、今回の不況の波もっと見るはやってくる
