NTT、IOWN技術によりAI分析の遅延時間を最大60%削減 NVIDIAや富士通らが協力

NTTはRed Hat、NVIDIA、富士通の協力で、郊外型データセンタを活用し、省電力でリアルタイムAI分析を実現する技術を開発。APNとDCIを活用し、効率的なデータ収集とAI分析を実現。実証実験では、最大60%の遅延時間削減と40%の消費電力削減を確認。光電融合技術と組み合わせ、電力効率向上とカーボンニュートラル実現に貢献する方針。

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GoogleはマルチモーダルAI「Gemini」で“シェア拡大”となるか?

 2023年、AIベンダーOpenAIのLLM(大規模言語モデル)「GPT」に世界中の注目が集まり、各ITベンダーによるAI(人工知能)関連サービスの開発が進んだ。2024年も引き続きAI市場の動向に熱い視線が注がれる。 Googleは2023年12月、汎用(はんよう)的なAIモデル「Gemini」を発表し、同社のアプリケーション群に組み込む姿勢を明らかにした。あるアナリストは「Geminiは、Googleの市場シェア拡大の布石となる」と話す。GoogleがGeminiにかける戦略とは。同社が発表したAI関連のニュースと併せて解説する。 「Gemini」で市場シェア拡大となるか? Googleの戦略とは 「Googleは『マルチモーダルAI』をAI戦略の鍵として捉えている」。こう話すのは、調査会社Gartnerでアナリストを務めるチラグ・デカテ氏だ。マルチモーダルとは、数値や画像、テキスト、音声など複数種類のデータを組み合わせて、あるいは関連付けて処理できることを意味する。 Geminiは、画像かテキストどちらかのみを出力するシングルタスク型のAIモデルと異なり、質問に対して画像とテキストの両方を生成できる。テキストや画像、動画など、複数種類のデータソースから学習することも可能だ。GeminiがGoogleの製品群に組み込まれることで、企業は自社ワークフローにマルチモーダルAIを適用することが容易になる。デカテ氏は、「Geminiを企業にとって使いやすい形で提供できれば、Googleは市場におけるシェアを大きく拡大できる可能性がある」と話す。 Geminiには処理性能や用途に応じた3つのモデルがある。その中でも高性能で複雑なタスクを処理できる最大のモデルが「Gemini Ultra」だ。 「Gemini Nano」はモバイルデバイス向けの最小モデルだ。Gemini Nanoの中でも低メモリデバイス用の「Nano-1」の学習に使われるパラメーター数は18億個と、Microsoftが2023年12月に発表した小規模言語モデル「Phi-2」の27億個よりも少ない。高メモリデバイス用の「Nano-2」のパラメーター数は32億5000万個だ。 一方で、AIモデルの性能はパラメーター数が大きいほど高くなるわけではない。Microsoftの主張によると、Phi-2の性能はNano-2や「Mistral」「Llama 2」といったオープンソースのAIモデルを上回るという。 Vertex AIにおけるImagen 2の提供 Googleは、機械学習モデル構築支援ツール「Vertex AI」における画像生成モデル「Imagen 2」の一般提供を発表した。開発者はImagen 2を使用することで、従来よりも高品質な画像やロゴの生成、多言語テキストレンダリング(テキストの描画)が可能となる。 Vertex AIの補償制度はImagen 2も適用範囲としている。例えば、著作権侵害の訴訟に関する費用の弁済も補償範囲だ。 Mistral AIとの提携 2023年12月に3億8500万ユーロを調達したことで知られるフランスのAIスタートアップMistral

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生成AIの回答を「指示の出し方」で洗練させるプロンプトエンジニアリングとは

生成AIの効果的な使用には適切なプロンプトが必要です。このためプロンプトエンジニアリングが重要で、AgentaやPromptPerfectなどのツールがプロンプト作成をサポートします。これらのツールを利用することで、AIモデルのテストや評価、プロンプトの品質向上が可能となります。

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エクサウィザーズ、生成AIの定着化に「生成AIチャンピオン」育成を推奨

エクサウィザーズは生成AI事業の拡大や新会社設立を発表。生成AIチャンピオン育成で普及促進に注力。また、行政向けにLGWAN対応を含む「exaBase 生成AI for 自治体」を提供する。料金体系も固定課金に変更し、幅広い業界で利用が進んでいる。マイクロソフトのデータ連携サービス「Box」との連携も始まる見通し。

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Google最新鋭の生成AI「Gemini」は何が違うのか Microsoftと異なる発想

2024年2月8日、GoogleはAIチャットbot “Google Bard”の名称を “Gemini”に変更し、Gemini Advancedを発表。Geminiは処理性能に応じた3つのモデルを持ち、Gemini Advancedは最も複雑なタスクを処理できる基盤モデル「Ultra 1.0」を採用。MicrosoftのCopilotに対抗し、Google WorkspaceやGoogle Cloudでの利用を推進。__JETPACK_AI_ERROR__

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データ活用で全社的に十分な成果を得ている日本企業は3%–ガートナー調査

ガートナージャパンは、日本企業のデータ活用に関する最新調査結果を発表。関心は高いものの、全社的に成果を得ている割合は3%程度。組織体制が整っておらず、データ管理やガバナンスの重要性も認識されていない状況が懸念されている。データ活用への組織の関心や理解を深めるための取り組みが求められている。

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「5G」の次世代「6G」で何ができる? インドで始まる“モバイルの未来”を解説

通信機器ベンダーEricssonは、「6G」の研究開発プログラム「India 6G program」をインドで開始。チェンナイの研究開発センターで無線通信やAI、クラウドに関する研究を行う。Ericssonは6Gを活用し、XR、プレシジョンヘルスケア、スマート農業など多くの分野で新技術開発に取り組む。

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Google、Microsoft、AWSの主要クラウド3社「生成AI戦略」の違いとは?

主要なクラウドベンダーであるAWS、Microsoft、Googleは、AI技術を活用した様々なサービスを競い合っている。それぞれの優位性はクラウドインフラ、先行者利益、オフィススイートなどにあり、さらに開発者の信頼性やデータ保護規制においても競争が続いている。

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AIとウェブ検索を融合した「Arc Search」、「iPhone」向けに提供開始

 「Arc Search」という新たなアプリが示しているのは、人工知能(AI)とウェブ検索を組み合わせることで、包括的かつ簡潔な検索結果を提供できるということだ。 提供:screenshot by Lance Whitney/ZDNET ブラウザー「Arc」を提供するThe Browser Companyが開発し、現在「iOS」向けに提供されているこのアプリには、ウェブ検索を支援する複数の優れた機能が組み込まれている。中でも特に際立っているのが、「Browse for Me」という機能だ。 Browse for Meは、質問や検索ワードを入力すると、複数のウェブページからの情報を要約し、新たなタブを生成するというもの。例えば、「アメリア・イアハート(訳注:1937年に消息不明となった米国の飛行士)の飛行機は見つかったか」という質問を入力して、Browse for Meボタンをタップすると、Arc Searchは、さまざまなウェブサイトで回答を検索し、必要な情報をまとめたコンパクトなウェブサイトのようなタブを提供する。 つまり、Arc SearchはAIと従来の検索エンジンを組み合わせたものを、モバイルブラウザーの上に重ねている。AIによる要約を読むことで、そのトピックに関する基本的な情報をざっと確認できる。また、ウェブサイトにリンクされているので、興味のある部分があれば、さらに詳しく調べられる。Arc Searchをデフォルトのモバイルブラウザーに設定して、他のアプリのハイパーリンクから自動的に開くようにすることも可能だ。 Arc Searchアプリ The Browser Company

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「iOS 17.3」の新機能「盗難デバイスの保護」に重大な欠陥–対策は?

Appleは「iOS 17.3」をリリースし、盗難デバイスの保護などの新機能を追加した。しかし、この機能には安全上の懸念があり、よく知っている場所の自動記録も問題となっている。この機能を利用するかは注意が必要だ。利用頻度の高い場所の表示をオフに切り替えれば、この機能を無効にできる。

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専門家がそっと教える「事業目標を設定する10ステップ」

事業目標の設定について、専門家が推奨する「10ステップ」を紹介する。SWOT分析を使って自社の現状を評価し、社内外に情報提供を求めることが重要である。具体的な事業目標を設定し、期限を設け、SMARTなどのフレームワークを活用する。また、事業目標の管理に役立つツールとソフトウェアの選定も不可欠だ。

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人間とAIが共創するために必要なこととは──『雇用の未来』を記したオズボーン氏らAIリーダーが考える

2023年11月28日~29日に開催された「Salesforce World Tour Tokyo」では、AIリーダーが一堂に会し、AIとの共創、信頼の築き方についてディスカッションが行われた。AIは人間に比べて優れている部分もあるが、人間のインテリジェンスが重要であり、AIとの相互作用には信頼性が求められる。

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マッキンゼーが語る「生成AI」にはオンプレミスより「クラウド」を使うべき理由

生成AIとクラウドコンピューティングは相互補完的な関係にあり、両者の普及にクラウドサービスが鍵を握る。生成AIを使う際には、クラウドサービスを活用することが重要であり、クラウドベンダーはそのためのツールを提供している。これにより、生成AIの活用は容易になったとスリバスサン氏は述べている。

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もはや必須スキル!? 英文Eメールが上手く書けるようになる「3つ」の方法

海外とのやり取りが増え、Eメールの重要性が高まる中、英文Eメールの書き方についてのポイントが紹介されていました。語彙力、文法、定型文や表現など、書く際に意識すべきポイントが明確に述べられており、さらにChat GPTを活用した方法も紹介されています。

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