Gartner、2026年に向けた企業進化の鍵となる「4つのマインドセット」を発表

 ガートナージャパンは12月10日、2026年に向けて獲得すべきマインドセットを発表した。AIが共生する時代に突入し、企業は従来の考え方に固執すると衰退のリスクが高まるため、2026年に向けて、進化を加速し、再定義する必要があるという。

ディスティングイッシュト バイス プレジデント アナリストの亦賀忠明氏は「かつてない変化が相次ぐ中、従来の考え方に固執し続ける企業や組織は、時代とのギャップによって苦境に立たされ、取り残されて衰退していくことは確実。企業や組織は、2026年に新たなマインドセットを身に付け、AI共生時代を楽しみながら乗り越えることが重要」と分析する。

2026年に向けて獲得すべき新たなマインドセットは、(1)適切な時代認識、(2)New Worldの創造、(3)江戸の店じまい、(4)ファンダメンタル――の4つ。「4つのマインドセット」

「4つのマインドセット」

(1)適切な時代認識は、デジタル革命による産業構造の変化を直視し、対応しなければ10年以内に消滅の可能性があるとし、テクノロジー・人・知で武装し、変化に備えるべきとする。

(2)New Worldの創造では、機械にできることは機械に任せ、人は人間ならではの価値創出に注力すべきと説明。業務中心から新しいビジネスアーキテクチャーへの転換が求められる。

(3)江戸の店じまいは、レガシーシステムを維持することはリスクとし、業務プロセスを時代に即して再定義する必要性を説く。ただし、業務を変えずにテクノロジーだけを変えても、システムは従来のまま (江戸ダッシュ) であり、時代変化への対応という観点では相当にリスキーな状況にあるという。

(4)ファンダメンタルでは、People Centricを徹底し、心理的安全性の確保と人材投資の強化をしていくとのこと。デジタル前提の企業へ再定義し、AI、クラウド、ハイパーオートメーションを活用することが重要とする。

AIとの共生時代への備え、AIと人間の役割を明確化し、人間力を強化していくことを重要としたほか、「もうかるのか」「できるのか」「事例はあるのか」など「~なのか」ではなく、自分事として戦略を描き実行することの大切さを強調する。

今後については、2028年までに、日本企業の70%は「時代に合わない言葉」を使い続けることで衰退し、2030年に向け、AIを前提に強化される企業と衰退する企業の差はさらに拡大すると警告した。

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