サーバー型RPA新版「BizRobo! Basic v11.3.0.2」、ロボットの仕様書を生成可能に | IT Leaders

RPAテクノロジーズは2022年8月17日、サーバー型RPAソフトウェア新版「BizRobo! Basic v11.3.0.2」を発表した。今秋から提供する。強化点の例として、ロボットの仕様書をドキュメントとして生成できるようにした。なお、正式な提供開始日と新機能の詳細は、提供開始日が決まり次第公開する。

 RPAテクノロジーズの「BizRobo!」は、サーバー型で動作するRPA(ロボットによる業務自動化)ソフトウェアである(関連記事サーバー型RPAの新版「BizRobo! Basic ver.11.1」、ユーザーのアクション開発支援などを追加)。操作対象がWebまたはExcelの場合、クライアントPCを使わずサーバーだけで操作を自動化可能である。

ソフトウェアは、サーバー上でロボットを管理・実行する「RoboServer」、ロボットの開発環境「Design Studio」、クライアントPC上で動作しデスクトップアプリケーションを操作する「Desktop Automation」、Web管理コンソール「Management Console」などで構成する。


画面1:Web管理コンソール「Management Console」を強化し、ロボットの仕様書をドキュメントとして生成できるようにした(出典:RPAテクノロジーズ)
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新バージョン「v11.3.0.2」では、Web管理コンソール「Management Console」を強化し、ロボットの仕様書をドキュメントとして生成できるようにした(画面1)。統一したフォーマットでロボットのフローや属性を確認可能なため、開発記録として役立てられるほか、設計者・開発者のレビュー用としても利用可能である。

Management Consoleではこのほかにも、Cronによるスケジュール実行、各種一覧画面のテーブル表示、ソートのカスタマイズなどが可能になった。これらにより、作成したロボットの仕様について、従来製品と比べて簡単に共有できるようになったとしている。

クライアントPC上で動作する端末操作ツール「Desktop Automation」も強化した。例えば、サーバー側にインストールしたExcelをAPI経由で操作する機能「Built in Excel」において、Desktop Automationから指定して実行可能な操作が増えた(画面2)。

画面2:サーバー側のExcelをAPI経由で操作する「Built in Excel」において、端末操作ツールのDesktop Automationから実行可能な操作が増えた(出典:RPAテクノロジーズ)

Desktop Automationではさらに、デスクトップ操作用ロボットに含まれる文字列を検索する機能、エラー発生時の調査に役立つジャンプ機能、画像一致のあいまい検索機能、従来製品よりも容易にメール連携を行う機能など、開発者向け/運用者向けの両面で機能の追加や改良を行った。

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