SST、AWS上で提供するクラウド型DDoS対策「Scutum DDoS対策サービス」β版をリリース

セキュアスカイ・テクノロジー(SST)は2022年11月10日、「Scutum DDoS対策サービス」のベータ版をリリースした。ユーザー企業のWebサイトをDDoS攻撃から守るクラウドサービスである。Amazon Web Services(AWS)上にDDoS対策システムを構成し、同システムを介してWebサイトにアクセスさせる形で運用する。

 セキュアスカイ・テクノロジー(SST)の「Scutum DDoS対策サービス」は、ユーザー企業のWebサイトをDDoS(分散型サービス妨害)攻撃から守るクラウドサービスである。DDoS対策システムをAWS上で提供する。今回、ベータ版をリリースした(図1)。


図1:「Scutum DDoS対策サービス」の概要(出典:セキュアスカイ・テクノロジー)
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DDoS攻撃とは、コンピュータやシステムに向けて多数のIPアドレスから大量のリクエストやパケットを送りつけて負荷を与え、サービスの提供を妨害する攻撃のこと。Scutum DDoS対策サービスでは、AWSのサービスを複数組み合わせ、AWS上にDDoS対策システムを構成した。

このシステムを介して、Webサイトにアクセスさせる形で運用する。同システムが通信を監視し、ネットワークやサーバー機器へのトラフィックの過負荷を緩和する。対象とするプロトコルは、Webアクセス(HTTP/HTTPS)に限る。DDoS対策装置上でDDoSトラフィックをブロックする仕組み上、CDNを導入しているWebサイトでは同サービスは利用できない。

なお、同社は、SaaS型のWAF(Webアプリケーションファイアウォール)サービス「Scutum」も提供している。WebアプリケーションをSQLインジェクションなどの不正アクセスから防御するWAF機能をクラウドサービスとして提供している。

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