「有能なネットワーク管理者に最も重要なスキル」を採用面接で問われたら何と答えるか

 「有能なネットワーク管理者になるために、最も重要なスキルは何か」という質問を受けた求職者は、まず何よりもネットワーク一般に関する十分な知識があることを示す必要がある。可能であれば応募先企業が採用するアーキテクチャに関して、ある程度の知見を持つことを示せるとよい。

 そのために面接の前に応募先企業に関する調査を実施する。知名度が十分に高い企業であればケーススタディーや幹部のインタビュー、ニュース記事を通じて応募先企業のネットワークアーキテクチャに関する情報を入手できる可能性がある。求人票に書かれた職務内容からも重要な情報を得られるはずだ。面接中に面接官からネットワークに関する情報を引き出す方法もある。求職者は応募先企業が利用するネットワークとその管理ツールに関するより詳しい情報を求めて面接官に質問するとよい。

 ネットワーク一般の知識以外では、セキュリティやクラウド、ユニファイドコミュニケーションといった近年重要視される分野の周辺技術に関して適切な知識を示すことを推奨する。プロジェクトへの参加や継続的な学習を通じて、例えばハイブリッドクラウドといった近年のトレンドとなった技術に関する知識を広げた例を具体的に示す必要がある。

 チームで協力して効果的に目標を達成することも重要なスキルだ。プロジェクト管理の経験も役に立つ。一般的にネットワーク管理者は調達担当の役割を担う可能性がある。求職者は、値下げやその他のより有利な条件での取引によって、企業が製品から得る価値を高めるための手助けをした事例を説明できるとよい。

面接官がすべき質問3.事業継続計画(BCP)および災害復旧(DR)計画の策定と実施の経験を教えてください。策定や実施を通してどのような教訓を得ましたか

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 第3回も引き続き、ネットワーク管理者を採用する際の面接で面接官が求職者に聞くべきことと、求職者が答えるべき内容を紹介する。

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